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「ヴィクトリア・ベッカム・ビューティ」CEOが語る。巨大デジタル市場、中国進出を決めた理由

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今年は新しくビューティビジネスを始めるには最適な年とはいえないが、2019年9月にローンチしたヴィクトリア・ベッカム・ビューティ(Victoria Beckham Beauty)は、それほど知名度の高くないブランドなら尻込みするであろう巨大市場に挑んでいる。中国だ。

ヴィクトリア・ベッカム・ビューティ共同創始者でCEO、元エスティローダー勤務の経歴を持つサラ・クリアル(Sarah Creal)氏は、中国には「最先端のソーシャルメディアがある」のが大きな魅力のひとつだと指摘する。また、「Glossyビューティポッドキャスト」内でクリアル氏は「我々のデジタル戦略は、世界の他の地域にも応用できるでしょう」と語った。同ブランドは、リアル店舗の展開にも関心を持ちつつも、現在はオンラインのみの販売に絞っている。

ヴィクトリア・ベッカム・ビューティは中国では、アリババグループの運営するEコマースプラットフォーム「Tmall」で、スキンケア商品をメインにいくつかのメイクアップアイテムも販売している。

「アイメイク用のアイテムが伸びているのですが、マスクを着用するようになった点を考えれば納得ですね」とクリアル氏。

D2C(消費者に直接販売するビジネスモデル)である同社の最初の1年の成長予測はパンデミックの影響もあって不透明だが、クリアル氏によると、ここ数か月で売上は2桁成長を記録。「成長が鈍化しているようには思えない、むしろ伸びている」(クリアル氏)と言い、顧客の4分の3がリピーターなのだという。

さっそくポッドキャストから、同ブランドについていくつか注目すべき点を紹介しよう。

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image via Shutterstock

中国市場のもつ巨大なポテンシャル

「デジタル事業において、地理的なことをあまり考えなくてよい点はメリットです。なぜ中国なの、どうしてこんな急に?とよく聞かれますね。もう少し深く考えておくべきだったかもしれませんが、ある意味当然のことでした。むしろなぜ中国に進出しないのでしょう? 最先端のソーシャルメディアに最先端のデジタルマーケットが存在する巨大市場だし、私は常に学んでいきたいと思っています。そして確実に学びを得られる場所が中国なんです。

では進出は完璧だったかといえば、答えはノーです。しかし、スタートとしてはかなりいい線をいっていると思いますし、このビジネスを今後どう構築していくかは、引き続き戦略を練っていくつもりです。中国はかなり進んでいるので、私たちが販売している世界の他の地域におけるデジタル戦略にもこの経験を活かせるでしょう。

トップインフルエンサーたちが(中国のライブ配信で)ここまで幅広い商品ラインを売る力を持っているのは素晴らしいこと。(インフルエンサーたちの成功は)まさしく彼女たち自身の個性や、彼女たちが何を支持して、何を支持しないかということへの信頼性によるものです」(クリアル氏)

10年後の高級美容は?ヴィクトリア・ベッカム・ビューティの見据える未来

「(ブランド設立時の)最初の顔合わせでのブレインストーミングで話し合ったことは、『高級美容ブランドは10年後にどうなっているか』ということでした。それだけでもかなり多くのことが考えられます。このブランドはヴィクトリアが自分の名前を冠した、単なる自己満足のプロジェクトなのではありません。私たちは長い時間をかけて非常に真剣に取り組んでおり、それだけ情熱を注いでいます。10年後の高級美容ブランドとは、包括的でラグジュアリーで、クリーンかつサステナブルであることを重視し、もちろん女性が開発したものである、というのが私たちの意見です」(クリアル氏)

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売り上げは2桁成長、今後に期待

クリアル氏は今後の展望についてこう語る。「中国でのローンチをスタートしたばかり。中国では11月11日に『独身の日』という盛大なイベントが控えているので、まずは様子を見ないといけないですね。ただ私たちはD2Cブランドなので、結果が出る前からあれこれ考えたくはないんです。毎日目が覚めて集計を見れば、いつも0USドルから1日がスタートする。あとはその日がどうなるかを見守るだけ。でも、前月比で2桁の成長を達成していることからも、我々はうまくいっていると思います」

原文[‘Why wouldn’t we go to China?’: Victoria Beckham Beauty CEO Sarah Creal on launching worldwide, fast]

The Glossy Beauty Podcast(翻訳:Maya Kishida)

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Glossy Japan編集部
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