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ペットと人の幸せな共生を実現するために。「社員の4人に1人が獣医師」の企業が起こすイノベーション

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ロイヤルカナン ジャポン学術担当の北中卓さん

獣医師として犬と猫の真の健康を実現するための啓発活動に力を入れている、ロイヤルカナン ジャポン学術担当の北中卓さん。

コロナ禍が長引くなかで、「癒やし」を求めて新たにペットと暮らす人が増えている。しかし、残念ながらペットオーナー側に正しい知識・情報があるかというと必ずしもそうではない。例えば「ペットの具合が悪くなってから動物病院に行く」という従来の認識を持つ人も多いため、犬や猫の健康を保ちにくいのも現状だ。ペットに幸せな生涯を過ごしてもらうためには、ペットオーナーが正しい知識を身に付け健康管理していくことが重要だ。

今回話を聞いたのは、ペットフードメーカー「ロイヤルカナン」で働く獣医師の北中卓さん。社員のおよそ4分の1を獣医師が占めるロイヤルカナンでは、「犬と猫の真の健康」を促進するために、社員一人ひとりが専門性を生かして働いているが、犬と猫のために社外での活動を行うことも認められている。ペットの限られた一生を、豊かで幸せなものにするために、ペットオーナーが心がけるべきことは何なのか。北中さんの仕事を通じて、「ペットと人の幸せな共生」を実現するヒントを探ってみたい。

北中卓(きたなか・たく)
ロイヤルカナン ジャポン学術担当。日本大学生物資源科学部卒業。同大学院獣医学専攻科単位取得退学。獣医師、博士(獣医学)。大学卒業後、動物病院にて2年半小動物臨床に従事。その後ロイヤルカナンジャポンに入社。同社では、犬と猫の療法食に関する学術情報の提供を中心に、犬と猫の真の健康推進のための啓発活動を行っている。北海道大学非常勤講師、日本大学非常勤講師、岐阜大学招聘教員として獣医大学で栄養学の授業や、日本大学の研究員としての学術研究と論文作成・学術誌への掲載等も行っている。

食事の改善でフサフサの毛並みに。栄養管理の重要性を実感した

獣医と犬

Image via GettyImages

2006年に獣医大学を卒業後、動物病院で小動物の診療に2年半の間携わっていた北中さん。当時の獣医大学では動物の栄養学を教える授業はあっても、馬や牛などの大動物のみが対象で、犬や猫をはじめとするペットの食事の大切さは今と比べて格段に浸透していなかったと話す。

「病院では情報が少ない中、自分で書物や論文を調べながら犬や猫への栄養学的サポートを行っていました。その頃は動物が病気になったとき、特定の療法食を与えることがいかに大事かということも知られていなかったのですが、私としては一見健康に見える犬と猫でも、栄養バランスの優れた食事に変えると体調がよくなるという実感があった。毛が薄かった子の毛並みがフサフサになって、飼い主さんが『初めてこの子の本来の姿を知りました』と喜んでくださったときは嬉しかったですね」

そうした成功体験から、栄養管理の大切さをもっと発信したい、獣医師に広めたいと考えるようになり、学術担当としてロイヤルカナンに入社。現在は犬と猫の療法食に関する学術情報の提供を行うとともに、獣医大学での授業の講師や、ロイヤルカナンがサポートする日本初の猫医療と猫のウェルビーイングのための学会「ねこ医学会(Japanese Society of Feline Medicine : JSFM)」の理事を務めるなど、犬と猫の真の健康促進のための啓発活動に力を入れている。

ペットの健康診断は「年に2回」が理想

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北中さんが危惧する問題のひとつが、動物病院への来院率が低いことだ。ペットの健康診断は年に2回が理想といわれるが、ロイヤルカナンの調査では、年に1~2回の健康診断を受けている犬は全体の4割程度。猫にいたってはさらに少ないと表情を曇らせる。

「犬や猫の身体、寿命、必要な栄養などは人と同じではありません。ペットオーナー自身が正しい知識を身につけるためにも、定期的に健康診断を受診させ、獣医師にはペットのことを気軽に相談してほしい。オーナーが深刻にとらえていないペットの変化に関する会話の中から、獣医師がペットの異変に気付くこともある。多くのペットオーナーがその大切さに気付いていないことが、ペットの健康リスクへとつながっています」

ペットの健康維持のためには、予防医療が欠かせない。この観点から先駆的な活動を行っているのが、獣医師団体「(一社)Team HOPEだ。ロイヤルカナンは同団体のファウンディングパートナーとなり、ペットの健康を保つ様々な施策の普及をサポートしているという。

たとえば「Team HOPEウェルネスチェック」は、ペットオーナーが自宅で、獣医師が動物病院でペットの健康状態を確認するための共通のチェックシートだ。共通の項目を自宅と動物病院でチェックすることによって、ペットの変化に早く気付くことができる。変化に気づくことができれば、それだけ動物病院への来院機会も増える。病院では「Team HOPE健康診断」という、全国の動物病院で統一した検査項目による専門的な健康診断を行う。この習慣が広がれば、ペットの来院回数が増えるとともに、ペットの異変に早期から対応することができる。

センシティブな猫には「犬がいる待合室」がストレス

獣医と猫

Image via GettyImages

北中さんによると、動物病院に慣れていないペット、とくにセンシティブな猫にとっては来院が大きなストレスになるため、病院に連れて行くにはきめ細かい工夫が必要である。2014年に創設された「ねこ医学会(JSFM)」では、オフィシャルパートナーである英国の国際猫医学会が認定する猫にやさしい病院(Cat Friendly Clinic:CFC)の国内での普及と増加に取り組んでいる。

「例えば動物病院に行ったとき、猫にとっては犬と一緒に待合室で待つことが非常にストレスなんです。すぐそばで犬が吠えたり、キャリーに顔を近づけられることを嫌います。猫専用の待合室がある、猫のハンドリングに精通したスタッフがいる、診療室に物々しく治療器具を置かないといった配慮があると、猫のストレスはかなり軽減される。そういった猫にやさしい病院が国際猫医学会から『猫にやさしい病院(CFC)』の認証を受けることを、サポートしています」

『猫にやさしい病院(CFC)』のロゴ

国際猫医学会では、センシティブな猫のために待合室などの環境を配慮した病院を『猫にやさしい病院(CFC)』として認証している(認証は、直接国際猫医学会へ申請することにより審査される)。ねこ医学会では、このような認証を受ける病院を増やすための活動に取り組んでいる。

病院嫌いの猫を病院に連れて行く大変さは、保護猫とその猫の子どもと暮らす北中さん自身も痛感しているという。

「うちで生まれた子猫は、子猫のうちにキャリートレーニングができ動物病院受診がスムーズなのですが、母猫はいまだにキャリーも病院も苦手で、連れて行くたびに大騒ぎなんです。キャリートレーニングができている子猫の方でも、移動の時や動物病院内ではキャリーはバスタオルで包んで暗くする、決してキャリーを床に置かない。車に乗せるときは急にエンジンがかかると怖がるので、キーを入れてエンジンがかかった状態で乗せるなど、色々と猫を気遣う配慮がいる。

そういったことをJSFMのホームページ上で動画コンテンツとして公開し、猫のオーナーさんに知っていただくといった活動も行っています。CFCの認証のためには、確かに院内設備などのハード面の規格もありますが、もっと大事なのはソフト面、つまり“猫だったらこうして欲しいだろうな”という思いとそこから生まれる猫のための工夫です」

CFCの活動は英国の「国際猫医学会」で始まり、グローバルな基準として世界的に普及しつつある。ペットの健康診断が当たり前になり、健康な状態から関わることができれば、病院側も将来の病気の予防や生活面のアドバイスの幅が広がる。犬と猫の真の健康を追求するためには、こうした地道な取り組みが不可欠なのだ。

目指すは獣医業界全体の発展。人がペットにできることはもっとある

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「ロイヤルカナンという会社の方向性と、獣医師としての私個人がやりたいこと、目指すことは一致しています。ペットフードという枠を超え、これまでのキャリアで培ってきた専門性を生かして、獣医療の発展とその先にある犬と猫の真の健康の追求に携わることができる。ペットの健康とウェルビーイングの実現によって、社会に対して価値のあるサービスを提供できることにやりがいを感じます」と北中さん。

獣医療関係者との協働を重んじるロイヤルカナンでは、社会に貢献できるキャリアオポチュニティを社員に提供する風土があると北中さん。獣医療関係者に向けたEラーニングサイト「ロイヤルカナン アカデミー」を無償で開講したり、獣医学生のキャリアサポートを目的としたオンラインイベント「キャリアユニバーシティ ~先輩に聞く卒業後の多様なキャリア~」を不定期で開催するなど、獣医業界全体の発展を考える姿勢にも共感するという

ペットの身体はもちろん、心の健康も視野に入れて、そのために必要なことであれば何でもやっていく。その目的さえしっかりしていれば、ペットフードメーカーの範疇を超えても挑戦するのがロイヤルカナンです。私自身もフレキシブルなシフトを組むことで、大学での研究や講義、論文の執筆などを仕事と両立できています。そこで生まれたネットワークを生かして、ペットの健康状態を良くするためのアクションをどんどん進めていきたいですね」

人がペットから与えられる恩恵には素晴らしいものがあり、それは科学的にも証明されていると北中さん。その一方で人がペットに対してできることには、まだまだ改善の余地がある

「食事にしても暮らしにしても、愛情はあるのに、知識不足から誤った飼い方になってしまっていることが少なくありません。本当はもっと水を飲ませてあげるための工夫が必要なのに。その食事の考え方は、人には有益かもしれないがペットでは無意味なのに。家の中にもっと隠れる場所や、ひとりになれるスペースを作ってあげた方がいいのに。トイレはもう少し大きい方がいいのに……。そういった情報を精力的に発信していき、彼ら彼女らが真に健康で暮らせる家庭を、一つでも増やしていくことができればと思っています」と、北中さんは今後への意気込みを見せる。

フランスに本社を置き、世界100カ国以上で、品種・年齢・身体のサイズ・ライフスタイル・健康状態によって異なる犬と猫の栄養ニーズに応えるフードを展開しているロイヤルカナン。ペットの健康維持のみならず、獣医療業界全体の発展に尽力することで、「犬と猫の健康とウェルビーイング」、そして「ペットと人の幸せな共生」の実現を目指し、その製品やサービスは、世界中の獣医師、ペットショップ、ブリーダーなどの犬と猫の専門家から厚い信頼を獲得している。

また、犬と猫の専門家との協働を重視するロイヤルカナンでは、北中さんの例のように、専門性を生かしながらも業界のリーダーとして社会に貢献できるキャリアオポチュニティがあり、キャリア・働き方の多様性という視点においても注目されている。

ロイヤルカナン ジャポンの公式Facebookでは、犬と猫の健康に必要な知識を紹介中。

撮影/柳原久子、取材・文/田邉愛理

ロイヤルカナン ジャポン

ロイヤルカナンで実現する私らしい働き方/草野淳子さん

これまでの生活を振り返り、もっと自分らしい生き方をしたい、新しい挑戦をしたいと考える人も増えています。そんな私たちにヒントをくれるのが、社員のほとん...

https://www.mashingup.jp/2020/12/225187_royalcanin.html

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