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社内に溢れる「素敵」をカタチに。広報ならではの仕事で社員の誇りを高めたい

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加藤千明さん。

マンションやビルの管理事業を手がける大和ライフネクスト。経営企画室で社内外の広報やCSR活動に携わる加藤千明さんは、社内の取り組みや社員のストーリーを世の中に伝えるべく、日々奮闘中だ。加藤さんが叶えたいのは、会社や社員の魅力を「見える化」して発信することで、社員にポジティブな変化をもたらすこと。その想いを持った背景や、広報に携わる気持ちを聞いた。

加藤千明(かとう・ちあき)
大学院修了後、独立行政法人で公共用地取得と広報業務を担当し、2017年から大和ライフネクスト株式会社に勤務。入社後は社内外広報全般とCSR業務全般を担当し、産休・育休を経て2021年現在は社内報『Empathy』の発行、talentbookの取材対応、コーポレートサイト運用、CSR活動を主に担当。

広報の役割は魅力を引き出しカタチにし、モチベーションにつなげること

社内外の広報とCSRを担当しています。メインで携わっているのは社内広報で、会社で働く全てのメンバーに向けた情報を発信しています。

主な業務のひとつとして、『Empathy(エンパシー)』という社内報を毎月発行しています。16〜20ページほどの冊子で、企画から取材、執筆、編集まで発行にいたるすべての業務を担当しています。他にも、社内ポータルサイトやコーポレートサイトの管理、社外向けの広報物のチェックのほか、取材対応やプレスリリース作成に関わることもあります。

正直なところ、入社当初は広報の仕事に対して強い思い入れがあったわけではありませんでした。でも、仕事を通じて社内メンバーと関わる中で次第に気持ちに変化が現れました。

マンション管理員をはじめとした建物に勤務する社員も、フロント担当やバックオフィス担当として事務所に勤務する社員も、取材で出会った社員たちは、皆信念を持って仕事をしている素敵な人ばかりです。ただ、大々的に表彰でもされない限り、彼らの活躍を知っているのは周囲の仲間くらい。本人も謙虚で、自身の魅力に気づいていない人が多い気がします。

事業に関しても、外部にアピールできそうな優れたサービスでも、担当している皆さんにとっては「あたり前」になってしまっていることも多くあります。広報という、一歩引いた立場だからこそ気付くこともあるのかな、と思っています。

まだ多くの人に届いていない、社員や事業の素敵なところを引き出して、広く伝わるように形にする。つまり「見える化」こそが広報の使命だと感じています。

カタチにすること自体も楽しいのですが、それ以上に社員それぞれのモチベーションにつながったらいいな、と思っています。大和ライフネクストで働いている皆さんが、「私たちは大切な仕事をしているんだ」「いい会社で働けて幸せだな」と思えることはとても大切だと思うんです。

自分たちが日々やっていることやその意義を見えるカタチにすることで、当事者も、同じ会社に属する私たちも前向きな気持ちを持てるようにしたい。そんなことを考えながら、いつも仕事をしています。

暮らしを裏から支える仕事をしたいとインフラ業界へ

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前職の新入社員時代(左が加藤さん)

学生時代を振り返ると、「これをしたい」という明確な目標は特に持っていませんでした。大学受験では判定の良かった理学部を選び、単位の取りやすい生物学系に進んで大学院まで行ったのですが、進学した主な理由は「就職難だったから」。実に消極的な人間でしたね(笑)。

ただ、最終的に研究者の道よりも企業に就職する道を選んだのは、この先何十年と仕事をしていくことを考えたとき、「未知への好奇心」よりも「人の暮らしを支えること」が自分にとってのモチベーションになると感じたからです。縁の下の力持ちのような仕事なら誇りをもって働けると思い、インフラ系の法人に入社しました。その軸は今でも変わりません。

前職では、まず公共事業のための土地買収に携わりました。公共事業なので買収を拒否することは難しく、多くの地権者にとっては降ってわいた災難のようなものです。彼らの気持ちをなるべくマイナスからゼロに近づけるように、話し合いを重ねて落とし所を見つけ、工事開始のリミットまでに契約を完了させるのが当時の私の仕事でした。

当然、地権者の方々には最初は嫌々対応されるのですが、こちらがまっすぐ向き合っていくうちに徐々に心を開いてもらえて、その想いに触れていくという経験をしました。どこかで「気持ちが通じた!」と感じる瞬間みたいなものがあって、大変な中でもやりがいを感じていましたね。

3年経って広報課への異動が決まったときは、現場から離れたくなかったのでショックも大きかったです。広報課では、メディアの取材対応やコーポレートサイト運用、会社パンフレット制作などを担当しましたが、定型的な業務が多く、物足りなさを感じていました。

また、各部署に協力依頼をしてばかりで広報からはリターンを提供できるシーンが少なく、常に心苦しさがありました。ただ、堅実な風土の会社だったので、ボトムアップで新たな提案をしていくのが難しく……。1年経ったころには仕事への誇りを見失い、「このままでいいのかな」と危機感を覚えて、転職を考えるようになりました

転職活動の中で大和ライフネクストと出会い、マンション管理という業界を知って、広い意味でのインフラだと感じました。風通しがよくチャレンジングな社風にも魅かれ、入社を決めました。

広報担当者として、前向きに協力してくれる社員に応えたい

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広報活動のためヒアリングを行っている様子(右が加藤さん)

大和ライフネクストに転職したのは、2017年9月。入社してまず感じたのは「前向きで、目の前の相手と誠実に向き合っている人が多い」ということ。社内報のタイトルにもなっている「エンパシー」(共感)という言葉のとおり、相手の気持ちを汲み取って、自分にできることを行う、そんな姿勢を大切にする風土があると感じます。

マンションをはじめとする建物管理や、ケアサービスなどのシニア向けサービスといった、人の暮らしに密着したサービスを提供する私たちの事業領域では、単なる事務処理能力だけではなく、お客様と向き合って想いを汲み取り、アクションを起こす力が非常に重要です。

社員の皆さんに広報関連の依頼をしても、皆さんレスポンスも早く、前向きに対応してくれるんです。たとえば、社内報のために写真提供を1枚お願いすると、背景や持ち物なども考慮して撮影してくれたり、「念のため」と複数枚用意してくれたり。そんな気遣いが自然にできるって、素敵なことですよね。

社内向けのポータルサイトでも、たくさんの社員が自発的にいろいろな情報を投稿・発信してくれています。仕事についても「こなす」「やらされている」というより、何ができるか前向きに考えてトライしていく姿勢を感じることが多いです。

取材してライティングすることは、実は大和ライフネクストに入社して初めて経験することでした。それでも取材を受けてくれる社員は、本来の業務時間を割いて、快く前向きに協力してくれる。その気持ちにきちんと応えたい、と強く思うようになりました。

文章の書き方や色の使い方、記事の見せ方なども自主的に勉強しました。それは、私たちに都合のよい情報を小綺麗に見せるためではなく、取材相手の魅力や想いを最大限に伝えるため。せっかく取材に協力してもらったのに、私の力が足りないばかりに魅力が埋もれてしまうことはあってはなりません。毎回、「これできちんと伝わるかな」と頭をひねりながら記事をつくっています。

広報の仕事を通じてwin-winの関係を築きたい

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チームのメンバーと(中央が加藤さん)

社内でアンケートを実施した際、取材をしたマンション管理員の上長から「記事を見て本人も喜んでいた」という声をもらったことがありました。取材相手がとても素敵な人だったので、力になれたと思うと、こちらもとてもうれしかったです。

昨年度からは、talentbook(タレントブック)の取材対応も担当しています。talentbookは社内のストーリーを通して企業ブランディングや採用、広報を支援するプラットフォームとなるツールですが、私たちがtalentbookを導入している目的は、キラキラしている社員を社外にアピールすることではありません。

取材を通して社員の皆さんの想いに触れると、私もすごく刺激を受けて、モチベーションが上がります。それを社内の皆さんと共有したい、という気持ちが強いです。

一緒に働く仲間が素敵なのって、すごく幸せなことですよね。私が感じた皆さんの魅力が、きちんと伝わるように仕事を積み重ねていくことで、人事制度や福利厚生とはまた違ったベクトルから、働きがいや仕事への誇りに少しでも寄与できたらと思っています。

広報は、取材協力や情報提供など、本来の業務時間を割いて協力してもらうことの多い仕事です。そもそも広報活動は会社方針に基づいて行っていくので、現場の皆さんからすると一方的なお願いになりやすい。そんな一方通行ではなくて、広報活動を通じてきちんとリターンを提供できる、win-winな関係づくりをしたいです。

ただ「ご協力ください」ではなく、同じ方向を向いて「一緒に世の中や会社を盛り上げていきましょう」というふうに進んでいけたら理想ですね。そのためにも、目の前の仕事に着実に取り組みながら、新しい取り組みも考えていきたいです。

これからも、社員の魅力や秘めた想いをカタチにすることで、少しでもパワーを与えられるような広報活動をしていきたいです。

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talentbook

画像提供/大和ライフネクスト

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