1. Home
  2. Wellness
  3. PMSの対処法を知らない人が7割。ウェルビーイングに働くための漢方薬との付き合い方

PMSの対処法を知らない人が7割。ウェルビーイングに働くための漢方薬との付き合い方

pms_herb_1

PMS(premenstrual syndrome :月経前症候群)を経験したことがある人、あるいは現在も不調に悩まされている人は少なくないだろう。

漢方・生薬事業を展開するツムラは2021年7月、10〜40代の女性約800人を対象に「PMS実態調査」を行った。その調査結果をもとに、PMSの効果的な対処法をツムラ広報の大山尚美さんに聞いた。

「一時的なものだから」と、我慢してない?

sickness

PMSは、生理予定日の3~10日前からイライラ、落ち込みなどの気持ちの変化、頭痛やむくみなど体の不調など、さまざまな症状がでるもの生理が始まるとスッと消えてしまうのが特徴である。

PMSのサイン

□ 胸がはる
□ お腹が痛い
□ 頭痛
□ 手足のむくみ
□ 体重増加
□ 関節痛
□ イライラ
□ 怒りっぽくなる
□ ちょっとしたことで落ち込む
□ 情緒不安定になる
□ 無気力になる
□ 憂鬱になる

「これらの不調が生理前の5日間にみられ、生理開始後4日以内に消失したら、PMSのサインです。しかし、PMSに悩む多くの人は、不調を感じているにもかかわらず、『一時的なものだから』と我慢して、やりすごしてしまっているようです」(ツムラ広報・大山さん)

そもそもPMSは、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌量の変動により、脳内ホルモンや神経伝達物質が異常を引き起こすことが原因とされている。さらに、ストレスの影響も受けやすくデリケートなものだという。

調査によると、女性の半数は、生理前に不調を感じていることが判明。それにもかかわらず、約7割の人が「PMSの対処法、治療法を知らない」と回答し、「病院にいくほどではない」「病院を受診したことはない」とした人は、今回の調査では9割にものぼった。

「対処法としては、『アロマを使う、リラックスする、湯船に浸かる』といったセルフケアや、低用量ピルなどのホルモン剤を服用する方法がありますが、体質や症状に合わせて選ぶことができる漢方薬もおすすめです」(大山さん)

体のバランスを整える「漢方薬」はどう選ぶ?

漢方薬とは、2種類以上の生薬が配合されたものと定義される。さまざまな生薬を組み合わせることで、体のバランスを整えることを目的としている。

「漢方治療では、『気(き、生命エネルギー)・血(けつ、血液)・水(すい、体液)』のバランスが整っている状態は健康で、そのバランスが崩れると病気や不調と判断します。漢方治療はこれらのバランスを整え、さらにさまざまな不快症状、不調も一緒に改善できる可能性があるのです」(大山さん)

漢方薬は、食品と医薬品に分類される。食品はどくだみ茶やサプリメントのほか、薬膳料理など。医薬品は、病院で処方される「医療用漢方薬」と薬局などで手に入る「生薬製剤」がある

その種類の多さから、「何を選べばよいかわからない」という人も少なくないだろう。体質や症状に合ったものを適切に選ぶため、ツムラでは「漢方に詳しい医師の診断」をおすすめしている。

pms_herb_4

「今は、漢方を扱う病院も増えています。私も受診したことがあるのですが、お腹の冷え具合を触って確認したり、脈を計ったり、丁寧な診察を通して体の状態をしっかり診てもらえます。その上で状態に合った漢方薬を処方してもらえるので、PMSのようなデリケートな症状がある方はとくに、医療用漢方薬を処方してもらうのがおすすめです」(大山さん)

PMSにおすすめの漢方薬を一部ご紹介する。

加味逍遙散(かみしょうようさん):体力が中程度以下でのぼせ感があり、精神不安いらだちのある方の月経不順、月経困難などに
桃核承気湯(とうかくじょうきとう):体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちな方の月経困難症、月経痛などに
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):比較的体力があり、のぼせて足冷えなどのある方の月経不順、月経異常などに
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):体力虚弱で、冷え症貧血の傾向がある方の月経異常、月経痛など

「ドラッグストアなどで生薬製剤として売っているものを服用してもいいですが、一人ひとり、その時の『体質』や併せもつ『症状』に合わせて選ぶ(服用する)ことがポイントです」(大山さん)

ツムラでは、129種類の医療用漢方薬を取り扱っているオーダーメイドのように活用できる漢方薬。不調を感じたらまずは医師に相談し、自分の体質や症状に合った漢方薬の服用を始めてみると、我慢していたPMSもラクになるかもしれない。

ツムラ

Images via Shutterstock

  • facebook
  • twitter
島田ゆかり
ライター。広告代理店を経て、出版業界へ。雑誌、書籍、WEB、企業PR誌などでヘルスケアを中心に、占いから社会問題までインタビュー、ライティングを手掛ける。基本スタンス、取材の視点は「よりよく生きる」こと。

    おすすめ

    powered byCXENSE

    メールマガジンにご登録いただくと

    MASHING UPの新着記事や最新のイベント情報

    招待制イベントへの会員限定コードなどをご案内いたします。

    MASHING UPの最新情報をご希望の方は、ぜひ会員にご登録ください(無料)。