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選択できる未来を。ミッション・ドリブンで、キャリアと人生は大きく変わる/松岡陽子さんインタビュー

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人生は、いくつもの章から成る一冊の本のようなもの

そう語るのは、パナソニックホールディングス執行役員の松岡陽子さんだ。

プロテニスプレーヤーを目指して16歳で単身渡米するも、ケガで夢をあきらめた。しかし、ロボット工学にのめり込み、アメリカではノーベル賞並みに有名なマッカーサー賞を受賞。それがターニングポイントとなり、シリコンバレーでさまざまな事業を成功へと導き、GoogleやAppleなどのIT企業で重職を歴任してきた。プライベートでは4人の子どもの母であり、高齢の親を持つ娘でもある。

そんな彼女がいま挑んでいるのが次世代ファミリーコンシェルジュサービス「Yohana(ヨハナ)だ。ファウンダーでありCEOを務めるこのサービスを日本に根付かせたいと奔走する彼女が掲げる「ミッション(使命)」とは? 彼女の人生を一冊の本とすれば、現在はどのような章を展開しているときなのだろうか。

松岡 陽子(まつおか・ようこ)
1971年、東京都生まれ。中学卒業後に単身渡米。カリフォルニア大学バークレー校を卒業後、マサチューセッツ工科大学大学院へ進み博⼠号取得。ハーバード大学の博士研究員を経て、カーネギーメロン大学助教授、ワシントン大学准教授。2007年に天才賞と呼ばれるマッカーサー賞を受賞し、その賞金を元手に「ヨーキーワークス財団」を設立。Apple、Google副社長などを経て、2019年にパナソニック(現パナソニック ホールディングス)に入社し、現在は執行役員、次世代事業推進本部長。2020年に設立した「Yohana」ではファウンダー兼CEO。アメリカでは「ヨーキー」の愛称で親しまれている。著書に『選択できる未来をつくる』(東洋経済新報社)がある。

「人のためになるのか」を最優先に選択してきた

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アメリカ在住のため、オンライン取材を実施。モニター越しの松岡さんは物腰の柔らかいチャーミングな女性だった。

「最初のキャリアですべてが決まるわけではない」「違うと思ったら、また、選べばいい」──自身の生き方と働き方を綴った著書選択できる未来をつくる』(東洋経済新報社)で語られる松岡さんの言葉には、働き方やキャリアの構築に悩む多くの人が励まされるのではないだろうか。

英語がわからないまま16歳で単身渡米し、そうそうたる企業の幹部にまでのぼりつめた経験はサクセスストーリーとして語られがちだが、これまでの道のりは決して平坦なものではなかったという。著書を出版した理由を、松岡さんは以下のように綴っている。

みなさんも壁に突き当たり、心が折れそうになることがあると思います。私がここに辿り着くまでに学んだことを読者のみなさんに本という形でシェアすることで、今後のヒントになったり、苦労を少しでも和らげたりすることができれば本望です。
『選択できる未来をつくる』(東洋経済新報社)より

仕事が増え、責任が増え、家族が増え、大切なことが増えたがために選択に迷うこともある。予想外のアクシデントで咄嗟の選択が求められることもある。そんなときに松岡さんを助けてきたのが「ミッション・ドリブン」、つまりミッションを原動力にして、その軸で判断していくという考え方だったという。

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写真左:ロボットアームの開発に夢中になっていたころ。写真右:子育ては待ったなし。マッカーサー賞受賞の知らせも、生後8日目の第三子を抱っこしていたときに受けたという。

松岡さんのミッションとは、「人のためになる選択をしたい」というものだ。

たとえばマッカーサー賞を受賞したロボットアームの開発は、「体の動きが不自由な人を助けられるかもしれない」という思いが原動力になった。そして現在は、キャリアを通じて「テクノロジーで人が『なりたい自分』になれるように助ける」がミッション。その熱い思いが忙しい家族をサポートするファミリーコンシェルジュサービス「Yohana」を誕生させる原動力となった。

ミッション・ドリブンで取り組めば道に迷うこともありませんし、選択しなければいけない局面でもミッションを軸に考えればおのずと答えが見えてきます。また、不思議なことに自分の活動がミッションから離れてしまっているなとジレンマを感じていると、決まって次のチャプターにつながるキャリアのチャンスが訪れるものです」

意外にも、これまでのキャリアは自分からつかみ取ったというよりは、目の前のことに集中していたら次なるチャレンジへのオファーがあり、ミッションを指針にしながら選んできたものだという。

「自分がのめり込めること=パッション」がミッションにつながる

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2019年にパナソニックに入社してからは、アメリカ時間と日本時間とを行き来しながら仕事に臨んでいる。

松岡さんのように、人生の指針であり原動力にもなるミッションがあればいいが、残念ながら「ミッションがない、見つけられない」という場合はどうしたらいいのだろう。松岡さんは「パッション、つまり打ち込めるものを探してみるといい」とアドバイスする。

松岡さんの場合は、テニスだった。互角に打ち合えるロボットのテニス・バディをつくりたいとロボット工学にのめり込んだことが現在のミッションにつながっている。

「たとえばヨガが好きなら、ヨガの何が好きなのかを考えてみてください。体を動かせることがいいのか、瞑想できるからなのか、クラスのコミュニティが心地いいのか。そうすることで、まず自分が大切にしていることに気づけます。レッスンの回数を増やしたり本を読んだりしてヨガとの関わりを深めていくうちに、ヨガの良さを伝えたいというミッションが生まれるかもしれません」

とはいえ、忙しいと好きなことを深めていくことに時間を割けないときもあるだろう。そこで松岡さんがすすめるのが「Me List」。つまり、自分が自分のためにやってあげることのリストだ。

松岡さんのリストには「睡眠」と「運動」が書かれているという。ただ「睡眠をちゃんととる」とするのではなく、「週5日は睡眠時間を7時間以上とる」のように具体的な数値目標も書くことがポイントとなる

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4人きょうだいの末っ子も11歳に。出産予定日がネストのローンチ日と重なり、出産前日の夜中まで仕事をしていたという。

また、子どもと過ごす時間も「1日に最低でも10分、その子にだけ向き合う時間をつくる」と書き入れている。

「子ども4人はそれぞれ別の学校に通っているので、車で送るだけでも1時間半。もちろんお迎えもあるので一緒の時間はあるのですが、ひとりに向き合う時間はなかなか取れません。子どもも習い事や宿題で忙しいですが、忙しいからこそ大切にしたい時間です」

アメリカのYohanaの採用面接で、若い世代から「御社では私のウェルビーイングが保たれますか?」という質問が投げかけられることがあるという。一方、キャリア世代は週末や夜間も仕事をしているという人が少なくない。

「仕事の優先順位は上手にできているのに、優先順位に『自分』を入れていない人がまだまだ多いと感じます。忙しいから自分のことは後回しではなく、忙しいから『こそ』自分のことを最優先にしてほしいと、とくに多くの女性たちに伝えたいですね

松岡さんはこの7〜8年ほど、ライフコーチについてもらっているという。はじめは仕事をどう効率化するかのコーチングを受けていたが、プライベートの心配事やストレスが仕事にも大きく影響することを実感し、コーチングの内容も変わってきた。先ほど紹介した「Me List」も、ライフコーチからすすめられたものだ。

キャリアと家庭での体験をすべて注いだ「Yohana」がもたらすものとは

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2020年にシリコンバレーでローンチし、2022年に神奈川で、そして今年待望の東京(一部エリアを除く)でのサービスが始まったYohana。

優先順位に自分を入れることはおろか、人に頼ることが苦手だった松岡さんだったが、最近はようやく掃除と料理はアウトソーシングに頼ることもあると話す。

そして自身も利用しているのが「Yohana」。To-doと呼ばれる日々のタスクを解決し、その人の理想の暮らしを叶えるサブスク型次世代ファミリーコンシェルジュで、Yohanaのチームには各分野のプロフェッショナルや外部パートナーが揃っており、さまざまなシーンでサポートする。

松岡さんが最近利用したものを挙げると、クリニックやレストランの予約。レストランはニーズに合った店のリストアップのほか、ドレスコードのリサーチや駐車場のことまでケアしてくれる。また迎えたばかりの子犬の世話に必要なものを調べて買い物の手配まで済ませてもらったり、友人や家族に贈る花束の手配もしてもらったり。旅のプランや食事の作り置きメニューなどの提案も対応可能だ。

「Yohanaによって得られるものは2つあると思います。1つは自分がやらなければいけないことを人に任せることで生まれる時間と心のゆとり。もう1つは自分とは違う視点が得られることですね」

これまで子どもの誕生会は準備がギリギリになってしまい、終わると松岡さんはヘトヘトになってしまっていたそうだが、今年はYohanaにすべてアレンジしてもらったことで余裕が生まれ、自分も着席して誕生会を楽しむことができたそうだ。また、自分では思いつかない演出がされ、学びや気づきもあったという。

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iOS/Android対応のYohana専用アプリのほか、PCやタブレットでもアクセス可能。依頼だけでなく気軽なチャット機能で相談もできる。

「時間があれば理想の暮らしが送れるのに。なりたい自分でいられるのに」

そんな思いと葛藤する人を、これまでの自分のキャリアや家庭での体験をもとに開発した「Yohana」。松岡さんが「テクノロジーで人が『なりたい自分』になれるように助ける」 というミッションは、Yohanaを通してどのように実現されるのか。松岡さんの人生という本の新たな章の展開に、期待は高まるばかりだ。

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松岡陽子さん初の著書選択できる未来をつくる(東洋経済新報社)は、研究者・開発者からITビジネスへの華麗なる転身の舞台裏から、ミッション・ドリブンの生き方のヒントまでを描いた指南書といえる一冊。人との交流や各所に散りばめられたユーモアのセンスから、松岡さんの人となりを感じてください。

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Yohana

取材・文/大森りえ、写真提供/Yohana

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