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人との繋がりが今をつくる。アビストでワークライフバランスを叶えるまで

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短時間社員ではあるが、エンジニアとして設計開発業務に携わっている。

画像提供:アビスト

機械設計やソフトウェア・システム開発で業績を伸ばしてきたアビスト。設計開発のプロフェッショナルである石坂 訓子さんは3児の母親でありながら設計開発の第一線で自動車の部品設計を行っている。仕事を通じて人間関係を築く楽しさ、人に求められ自分の実力を最大限発揮できる環境のすばらしさについて語る。

石坂 訓子(いしざか・のりこ)
近畿大学産業理工学部建築デザイン学科卒。2009年にアビストに入社後、大手自動車メーカーにてランプなどの部品設計業務に関わる。2014、2017、2020年と3度の出産、育児休業を経て現在もエンジニアとして業務を行う。

子育てで時短勤務ながら、大手自動車メーカーで部品の設計開発を行う日々

アビストが主力とする設計開発アウトソーシング事業は、自動車産業において大きなシェアを占める。石坂さんは、設計開発のプロフェッショナルとしてプロダクトに携わっている。

「2023年4月現在は、大手自動車メーカーで車の部品の設計開発を行っています。具体的な例を挙げると、ハイブリッド車には車内にコンセントが備わっていて、アウトドア時や緊急時に電気が使えるシステムが配備されています。窓を開けて野外から車内電源を使用する際、車の中に虫などが入る可能性があるので、そういったことが起こらないように窓枠にはめて使うカバーの設計開発です。一つの部品ができるまでに約1年かかり、チームメンバー4人でいくつものプロジェクトを同時並行で進めています」

一方で、3人の子を育てるという母親の顔も合わせ持つ石坂さんは、社内の制度を利用して仕事と育児との両立を実現させている。

「私には3人の子どもがいます。これまでに、3度育児休暇を取得し、職場復帰を果たしました。今は、1日6時間の短時間社員制度を活用しています。プロジェクトリーダーは、期限の長い仕事や仕事自体を細分化して割り当ててくれるので、無理することのない働きやすい職場だと感じています。部品の設計は他のチーム、仕入先、工場の担当者など多くの人と関わることになるので、責任重大だからこそ私は人間関係を大切にしています。そのため、些細なことでもこまめに連絡をいれるようにして情報を共有し、工程上で行き違いがないように努めています」

「気の合う人」が多かったことが入社の決め手に。とても楽しかった社会人生活

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エンジニアと3人の子を育てるという母親の顔も合わせ持つ石坂さん。

画像提供:アビスト

大学で建築学を専攻していた石坂さんは、建築関係の仕事を中心に就職活動を行っていたが、当時はリーマンショックでとても厳しい状況だった。ほぼ内定の出ていた会社から採用を中止するとの連絡を受け、悩んでいたと言う。

「氷河期で厳しい中、アビストの採用担当者が大学に来たので話を聞きました。機械設計は専門ではないので悩んだのですが、採用担当の方が2人ともとても気の合う方で、私の質問にも丁寧に答えてくれました。この会社にいる人となら仲良く、楽しくやっていけそうだと思ったので、応募してみることにしたんです。実際、2次面接でも話が盛り上がって楽しく、一緒に働きたいという想いから入社を決めました」

入社してからも、とても楽しい日々だったと話す石坂さん。最初の仕事は、自動車のランプの設計開発だった。

「入社後半年は基礎研修を受け、その後大手自動車メーカーのランプ開発チームに配属されました。同期も上司もとても良い人に恵まれ、わからないところは丁寧に教えてもらいました。約2年間にわたり、一つの部品の設計、試作、検査、評価という一連のプロセスを最初から最後まで経験させてもらい、どのタイミングでどの部署と関わるかなど知見が広がりました」

その後、関連会社へ異動になり、そこでも別車種の部品の設計に携わり順調にキャリアを積んでいった石坂さん。そして、その間に社内結婚をして母親になった。

「1人目の育児休業復帰後は最初の職場に戻りましたが、またすぐに2人目の育休に入ることに。2回目の復職後は、開発や納期管理のシステム整備の仕事に携わりました。ランプは配光、光度、高さ、色などそれぞれの国や地域ごとに細かく定められた法規に縛られています。法規は解釈など難しい場合もあるので、きちんと基準を満たしているかチェックするシステム整備を担当しました。このときだけは、開発の第一線ではなくサポートに近い役割でしたね。そして、3人目の出産、育休があり、現在復帰して1年が経ちます」

泣きながら設計していた1年目。このときの経験と人間関係が今もなお、生きている

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2019年頃、チーム同窓会の様子。「関わる人たちとの交流は大事にしなくてはいけない」と石坂さんは語る。

画像提供:アビスト

最初に関わったプロジェクトが一番大変で、失敗も、辛い思い出も多かったと石坂さんは話す。しかし、厳しく育ててもらったことに感謝していると振り返る。そして、このときに築いた人間関係が、今でも足掛かりになっていると言うのだ。

「入社1年目だったこともあり、怒られ、泣きながら設計していたことを覚えています。専門知識がないため、相手とうまくコミュニケーションがとれず、自分の伝えたいことが伝わらない。そのため、相手も私が何を言っているのかわからずにすれ違うことがありました。1、2度ならまだ良いのですが、何度も繰り返すと相手を困らせるので上司にどうメールを送れば良いか、アドバイスをもらったり実際に下書きをしてもらったりすることもありました。今思えば、文書だけでなく絵や図も添えれば良かったのですが、当時はいっぱいいっぱいでそこまで考えが及びませんでした。そんな私を、上司は親身になってアドバイスしてくれ、自分で考えて行動できるように促してくれました。嫌で代わってほしいと思うこともありましたが、熱心な指導のおかげでなんとかやり遂げることができました」

辛いだけでなく、楽しい思い出もたくさんあったと言う。

「主任がとてもコミュニケーションを大切にする人で『知り合いになれば、うまくいくから』と飲み会には必ず誘ってくれ、いろいろな部署の人を紹介してくれました。このときに、人間関係が広がりましたね。部品の開発において事前合意ができていることが、スムーズに仕事を進めるコツだと感じています。 世間話も交えて『この間お世話になった石坂です』と切り出すと、相手も聞いてくれます。そして、『今こうしたい』、『ここに困っている』などと相談をすると、ブレークスルーになるようなアイデアをもらえたり、周りの部品設計を少し変えてもらえたりするだけで基準が満たされることもあります。 今でも行き詰ったときには、このときにできた人間関係を足掛かりにしていますし、関わる人たちとの交流は大事にしなくてはいけないと強く感じています」

アビストの良さは社内だけでなく、いろいろな会社の人と交流できること

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休日は家族と一緒に出かけてリフレッシュをする。

画像提供:アビスト

「良かった、楽しかったと思えるのは、多くの人とさまざまな話ができたこと。そして、先輩も上司も関わる人みんなが愛をもって接してくれ、右も左もわからない私にイチから丁寧に教えてくれました」と石坂さんは仕事を通じて出逢った人たちに感謝している。

「アビストの良さは、社内に留まらずさまざまな仕事先や関係会社の方と多く交流できることだと思っています。仕事先の社員、仕入先、工場だけにとどまらず、各自が友達を誘って交流を広げ、そこから仕事につながるということも多々ありました。入社当時、引っ越してきたばかりのときにできた友達のおかげで、今も楽しく過ごせています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行やコンプライアンスが厳しくなった影響で新人や関係者の方々と飲みに行くことが難しくなってしまいましたが、当時のようなワイワイとした雰囲気がまた生まれると良いなと思っています。みんなでものを作って、でき上がったときに、みんなで喜ぶのって楽しいですよね」

時短勤務になり、他のメンバーに負担をかけてしまうことを悔しく思うことも多かったと語る石坂さん。今後は、設計のプロフェッショナルをめざしていきたいと、気持ちにさらなる熱が帯びている。

「どうしても家庭優先になり、退社時間だからと中途半端なタイミングで帰らなくてはならず、悔しかったことが何度もありました。時短勤務になって思うのは、私は仕事が好きなんだということです。もちろん仕事で嫌なこともありますが、専業主婦だった場合の自分を想像することができません。育児休業を取得して思うのは、仕事を通じて人間関係を築くのは楽しいし、人に求められ、自分がやれることを最大限発揮できる環境があるのはありがたいということです。

今後、仕事と家庭のバランスを取りながら業務にかける時間を増やしていきたいと思います。以前のように、最初から最後まで見届けるような車両開発プロジェクトに関わるのが夢。『この車のこれはお母さんが作ったんだよ』と子どもに話せるようになると嬉しいです」

仕事の楽しさを語る石坂さんの瞳は、イキイキと輝いている。彼女が設計開発した部品を搭載した車は、あなたのすぐ近くで走っているかも知れない。

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画像提供/アビスト

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