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ZENTech代表取締役の石井遼介さん(右)、聞き手はMASHING UPの遠藤祐子(左)。
近年、マネジメントの領域で注目を集めている「心理的安全性」の考え方。Googleが発表したデータによれば、生産性の高いチームは心理的安全性が高いとされている。(2012〜2016年、Googleプロジェクト・アリストテレスの社内調査より)
Well-being Forumでは、無料セミナーVol.5「ウェルビーイングと人的資本経営のための心理的安全性のつくり方」を2023年6月26日に開催。このセミナーには、心理的安全性の第一人者であり、ベストセラー『心理的安全性のつくりかた』の著者である、ZENTech代表取締役の石井遼介さんが登壇した。
石井遼介氏による「心理的安全性」に関する書籍2冊。左:『心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える』(日本能率協会マネジメントセンター)右:『心理的安全性をつくる言葉55』(飛鳥新社)。
心理的安全性とは、誰もが率直に意見や疑問を言い合い、コラボレーションするための土壌。石井さんは心理的安全性と人的資本経営、個人のウェルビーイングの関係に着目し、心理的安全性の形成がチームの成果につながると説く。
なぜ心理的安全性をつくることが重要であり、それがどのように人的資本経営に寄与するのか。また、企業価値や財務価値を生み出すために心理的安全性がどう関連しているのか。石井さんは次のように紐解く。
「心理的安全性と人的資本には、2つの大きな流れがあります。まず、心理的安全性そのものが当事者意識の向上やチームの成長といった人的資本を増強することにつながります。次に、スキルや知識を持った個々のメンバーがチーム内でコラボレーションし、企業価値や財務価値を生み出すために、心理的安全性は重要です」(石井さん)
出典/株式会社ZENTech
さらに、心理的安全性を土壌とした人的資本経営は、個人の成長や社会への貢献と密接に関連しており、両者は表裏一体の関係にある、と述べる。
このような心理的安全性は、普段のコミュニケーションの方法など、一つひとつの行動の積み重ねによって築かれると石井さんは語る。
たとえば、相手への依頼をする際・行動を促すための「きっかけ言葉」と、その行動そのものや、出た成果を受け止める「おかえし言葉」の2種類があるという。これら2つの声かけをバランスよく、効果的に使うことで、挑戦しやすさや意見の出しやすい環境を作り上げることができる、とのこと。
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セミナーではこの後、「個人の変化と挑戦を妨げる行動」について、また「部門を超えた効果的なアプローチ方法」なども紹介。
・チームメンバーや部下への声がけでありがちな失敗例
・チーム内で威圧的なメンバーがいた時の対応
・心理的安全性が低くなる言葉を使ってしまった時のフォロー
など、現場で発生しがちな課題や疑問に対する解決策やヒントを収録。
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